明けましておめでとうございます。 昨年末に京都府で開催された日本歯周病学会60周年記念大会に参加してきました。
今回のテーマは、「伝統と革新 歯周病撲滅に向けて!」です。1万人を超える歯周病学会員を中心に全ての歯科医師、衛生士、スタッフと共にこの壮大な目標を到達するための活動方針についての講演や、全国の学会員のポスター発表、著名なドクターによるセミナーがありました。
全国の歯科医師の様々な研究発表は革新的なものが多く、糖尿病、関節リウマチ、動脈硬化症などの全身疾患と歯周病の関連についてや、歯周組織(歯を支える骨や歯ぐき)を再生する治療の進化についてなどこれからの診療で取り入れるべき新しい技術や知識を学ぶことができました。日々進歩していく治療方法や知識を積極的に学び、取り入れていきたいと改めて思える実りのある学会でした。
また最新の研究では遺伝子の型で歯周病になりやすいかどうか調べられる研究が進められ、近い将来診療の中で取り入れられるかもしれないという発表もありました。歯が抜け落ちる原因の第1位にあげられる歯周病には多くの方が悩まされています。症状が出る前に早めに対策ができ、予防できれば多くの人が救われるかもしれません。
しかし今の段階でも口腔内検査で歯周病の発見ができ、定期的なメンテナンスで充分に進行を止めることができます。早めの発見と対策、そして日々の歯磨きこそが歯周病の撲滅に向けての近道だと思います。院長をはじめスタッフ一同が一人一人に適した治療計画、歯磨き指導を行っていきますので是非一度検診にお越しください!