九州大学歯学部同窓会平成29年度春季学術講演会へ行ってきました!
今年は「歯根破折を救うーその基礎と臨床ー」をテーマに
歯根破折を救うー臨床の背景となる研究成果ー
北海道大学大学院歯学研究科 口腔健康科学講座歯周・歯内療法学教室准教授菅谷勉先生
垂直破折歯を救済し、失活歯治療の効率と予知性を高めるi-TFC根築一回法
医療法人社団 歯生会 会長 眞坂信夫先生
上記二つの講演が行われ、大変勉強になる一日でした。
歯根破折というのは、文字通り歯の根っこが折れてしまうことなのですが、横に折れてしまう水平破折と縦に折れてします垂直破折があります。垂直破折は神経がない歯に起こることが多く、折れた所に細菌感染が生じ、そのままにしておくと周囲組織がどんどん破壊されてしまいます。
垂直破折は治療を行うことが難しく抜歯に至るケースが多かったのですが、近年マイクロスコープの普及や材料の改良により抜かずに保存できるケースも出てきました。
また講演でもお話がありましたが、垂直破折も早期発見と予防が重要です!定期健診でしっかりチェックしてもらいましょう!
お口の中のことで、わからないことや相談したいことがございましたら、ドクター・スタッフにいつでもお声かけ下さい。