昨日は訪問歯科診療協力医オリエンテーションへ行ってきました。
今回は「訪問で実践したい口腔ケアと摂食嚥下サポート」をテーマに九州大学病院口腔顎顔面外科の星野亜紀先生がご講演されました。
今回のキーワードのひとつでもある「誤嚥」
食べ物や飲み物が誤って気管に入ってしまうことですが、特に高齢者の方は誤嚥を起こしやすいと言われています。
加齢により物を飲み込むための筋力が低下したり、加齢や内服薬の副作用として唾液が減ってしまったり、様々な理由が挙げられます。
この誤嚥、、、むせたり食事がとり辛くなるというだけでも厄介ですが、さらに厄介なことに肺炎をおこす原因にもなります。
誤嚥が原因となって起こる肺炎は誤嚥性肺炎といい、肺炎で亡くなられる方のうち約30%は誤嚥性肺炎によるものだと言われています。
誤嚥の原因には様々なものがあり一概には言えませんが、食事の内容や姿勢を気をつけたり、トレーニングをすることで改善できる場合もあります!
また、お口の中をきれいにして口腔内の細菌を減らすことも誤嚥性肺炎の予防になります!
今回の講演の中でもあったように、高齢者にとって「食べる」ということは生活の楽しみだと思います。
口腔ケアを通して、患者さんの「食の楽しみ」をサポートしていきたいと考えております。
最近ちょっと食事中にむせることが多いな、、、ご飯が食べ辛いな、、、など、何か気になることがございましたらスタッフまでご相談下さい。